ささやかなおおごと

本質は、好きですか。

わたしの愛する家電製品は、あんか。

今週のお題「マイベスト家電」

 

は、

電気(当たり前だが)あんかだ。

 

わたしは生まれつきの冷え性。

12月の下旬生まれで、昔々だから、生まれ出た何分かあとからもうじょじょに冷えていたんじゃないだろうか(妄想)トラウマがあるのかもしれない。

 

物心ついた子供の時から、「あんか」を入れて寝ていた。

昔々は、電気あんかなどという夢のようなものはなかったので、「ただのあんか」だ。

 

いわゆる「マメタン」という丸く固めた炭を火鉢(というもの)にくべて燃やしておき、それを「あんか」という石綿がいっぱい入ってぱっくりふたつに割れる大きな入れもののまんなかに埋め込んで(燃えている)さらにフタを閉め、開かないように金具で固定する。

 

書いていてもよくわからないが、読んでいてももっとわからないだろう。

 

とにかく、そういうもので、さらにそれにカバー(袋)をかぶせ、それを足下に置いて寝る、のが元祖あんか。初めは、ものすごく熱く、じょじょに冷えていく(当たり前)。朝まで暖がもつ。

 

母と幼いわたしと、ひとつずつ。

 

そう、母が猛烈に冷え性だったのだ。それが遺伝した。か、もしくは、教育のたまもので「寝るときに足下が冷えていると、あなたは眠れない。ずっと冷えたままで自力では温められない」という刷り込みが行われたのかもしれない(妄想)。

 

それから、ずっとずっと冷える人生を過ごしていくなかで、やがて「ただのあんか」は、「電気あんか」になった。

 

スキー旅行にも持って行った。笑われた笑われた。でも平気。宝物だから。だいたい宝物というのは、必要でないものが多いのだけど、この場合は「必需品かつ宝物」=マイベスト家電の根拠。

 

 

 
広電(KODEN) 平型電気あんか VAH-6A-5

 

冬になる前から、スタンバイさせて、ちょっと冷え込む「恐れ」のある夜には、早々に布団のなかに設置する(まだ電源は入れない。満を持して入れる)。

 

さて、ここまで書いておいてなんなんだけれども、この電気あんかは実は、「超快適な」商品とは言えない。

 

温度調節ができるのだけれど、夜中に足で動かしてしまい(温度調節のところが、クルクルと軽い動きなんだ)強になって熱傷になったり、弱になって冷え性足のままだったり、またじっと足でだっこしすぎて低温やけどをしたりする。

 

 しかも、いきなり壊れる(だからあんなにたくさん売っているのかもしれない=需要がある=そんなに冷え性の人が増えているとは思えない=一定のものが一定に壊れ続けているのではないかという疑惑)。

 

ので、いつのころからか、「さぶ」(とわたしが呼ぶ)予備の電気あんかを備えている(使ってるのはめいんましん)。昔、いきなり壊れて、春近く、電気屋を東奔西走した苦い経験から「さぶ3(サブスリー)」くらいまで常備することにした。

 

 わたしが愛用しているピンクの電気あんかのほかに高級な(値段が高い)電気あんかも存在する。

 

 これは、時期を逃すとなかなかふつうの電気屋さんでは見かけなくなってしまう商品。

温度調節のダイヤルが固くてクルクルしにくいので快適さはこっちが上。

 

さらにまわりのクッションも厚くて足が当たっても痛くない。でも、しつこいけど、なかなか手に入らないので、ストックあんかとしてはピンクが増えていくことになる。

 

KOIZUMI(コイズミ) 【温度調節機能付き】 平型電気あんか KHA-

電気あんかという選択肢以外に、わたしの足の冷えを解消する商品が世の中にはない。

 マット状の電気あんかもあるのだけど、ぴったりと設置されて、熱くなっても(わたしが。あんかではなくて)逃げるのがわたしなので、疲れる。

 

どういうことかというと、この写真のようなあんかは、熱くなったら(わたしが。あんかではなくて)「蹴飛ばすことができる」点がポイント。

 

電気あんかが、ベッドから転げ落ちていることも多々あるが、熱傷あるいは低温やけどを避けることが(ある程度可能)な姿形(軽さも)はすばらしいと思う。

 

毎年、秋になると、電気屋の移動カートのような台の上に、山積みになって売られている「電気あんか」は、まるで旬の新じゃがか新タマネギのようだ。

 

あれをみるたびに、ああ、また買っておかなくてはと反応してしまう。野菜のように。

 

案外、冷え性たちの必需品、大切な家電かもしれない(わたしだけかもしれない)。

(あまり話題にならないし、商品開発もされないし、新型も出ないけど)。

 

だからこその、宝物。