ささやかなおおごと

本質は、好きですか。

介護:ほぼ寝たきりの母の尊厳と、女の身だしなみ

2018年1月23日更新:

 

恐れながら、介護のサイトで以下の記事が掲載されました。謹んでここに宣伝します。

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【タイトル】要介護者の自立やケアワークの役に立つアイテム特集!
【URL】https://job.kiracare.jp/note/article/4304/
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母は、身だしなみをわりときれいにしておきたい方で、お金をかけるのではないが、お風呂が大好きだったり、下着や割烹着(いまで言うところのエプロンです)をこまめに取り替え、こぎれいにしていた。

 

やがて、母は歳を取り、ほぼ寝たきりになり、トイレとお風呂以外はベッドで過ごすことが多くなり、かつてのような女性としての身繕いを自分でちゃんとできなくなってからは、表情も曇りがちで、なにかやる気がないというか、しゃんとしていた母のイメージが薄れていった。(家族に対する身だしなみもうるさかったのが、自分ができなくなって、人に言えなくなって、よけいにやる気をなくしていったようだった)

 

リハビリパンツや大人用おむつを日常にはくようになって、この傾向はよけいに顕著になり、

 

「もーどーでもいいわ」

 

と顔に書いてあった。

 

ディサービスに通って、すこし気分転換をすることになり、

ドラッグストアでいつもの紙パンツを買おうとしていたときに、ちょうど見つけたパンツがあった。

 

柄物

 

新鮮(いままでなかったね、そういえば)(いままでなかったというのは商品開発ではポイントが超高い、大事、黄金セオリー)

 

かわいい

 

買ってみた。

 

 これ(【お試しパック】リリーフ はつらつパンツ まるで下着 ピンク柄 Lサイズ 3枚入り

 

かわいい

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 これはLサイズ。母は小柄だったのでMサイズ。

 

Mサイズはこれがかわいい。

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かわいい

履くともっとかわいい

 

で、どうなったかというと

 

(お試しパックがあって、それを「試しに」買ってみた。気に入らないかもしれないと思ったから。おとな用おむつは、履き心地がけっこういろいろで、とりあえず「どれでも同じ」ように見えるからと適当に買うと、股ずれしたりごわごわしたり、横から漏れたり、かわいそうなので、注意が必要)

 

ものすごく気に入ってくれた。

 

初めは、はずかしそうで、こんなのいやだとかぶつぶつ言っていたが、デイサービスに履いていってもらい、お風呂のあとのお着替えにももうひとつ持っていて、それに着替えると

 

ヘルパーさんたちが

 

まあああああ、なんてかわいいパンツはいてるの〜〜〜、白鳥さん、みせて〜〜、すてき、かわいい、どこで売ってるの〜??

 

母:娘が買ってきてくれたの

 

ヘルパーさん:

とってもすてきよ〜、わたしも履きたいわあ

 

と言われたそうで。

みんなが見に来て、いろいろ触っていったと。

 

パンツをいちいちとりかえないで(きれいだったら)中のパッドを交換していけば、一日履いていられるので、一日中かわいく過ごせる。

 

というわけで、母は、このパンツのおかげで、ディサービスで、とってもかわいいおばあさんという評判になり、尊厳が保て、さらに身だしなみへの気遣いも復活して、パーマネントに行きたいといい、髪飾りもつけるようになり(前は自分でやっていた)、とてもとても変身した。

 

これだけのことで、これだけのことで、人間のこころは上向くのだから、このくらいはなんでもしてあげた方がいいなあと思いました。

 

どうせおむつだし、と思わないで。

ただ、日頃が大変な介護の立場からいうと、こんなことにまで気を遣っていられないし、本人の好みのパンツを探すのだってもうほんと、ムリムリというのもよ〜くわかる。だからこそ、ここでご紹介したかったんです。

 

それと、病院やその他、いろいろなところへ車いすなどで連れて行くことも多かったのだけど、そのときにもわたしは、大人用パンツと中の替えパッドを持って歩いていた。

そのときに、このビニール袋を一緒に持っていた。

 

これはけっこう役に立って助かった。

消臭というのは大変重要なポイント。

実は、大きなおむつはトイレに捨てられないことが多い。

 

大きな病院でも(大きな病院ほど、決まりが細かい・うるさい、柔軟性がない、規則が多い、臨機応変さがない、人の役割が細分化されすぎている)、

 

「ここ(トイレ)のポットやゴミ箱にはおむつを捨てないでください。捨てるのはココ(たいていすご〜く遠い場所)ですので、そちらまでお持ちください」

と書いてあったりすることが多かった。

 

これはね、なんかなあと。でも母の車いすがありますね、さらに診察を待っていたり、会計を待っていたり、検査を待っていたりで、その場を離れにくいことが多い。さらにけっこう忙しいので(気持ちが悪い、のどが渇いた等のリクエストあり、呼ばれたりするでしょ)、持ったままでいると芳香があるのではと気になった。

 

そういうときに、これはものすごく助かったのです。

 

介護用武器と言ってもいい。

 

母は気分が悪くなって、戻すことも多かったので、必需品でした(介護は必需品が多くなりがち・・・)。

 

 最後に、もうひとつ、この関係で、家でおむつを捨てておくゴミ箱にもとても困っていた。

芳香が、やはり。

 

で、これ(トンボ おむつペール 12L オムツの臭いを閉じ込める パッキン付ペール ゴミ箱 )に変えてから家が大変平和になった\(^O^)/。

ゴミ箱に感謝したのは生まれて初めて。トンボさん、すごい、ありがとう!